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脱輪

大型車のタイヤ(ホイール)脱落事故が過去10年間に急増している問題で、車両左側のホイールを締め付けるボルト・ナットに右ねじを採用する「ISO方式」での脱落事故が90%以上。「左側には左ねじだったJIS方式のほうが脱落防止の理にかなっている」との指摘が現場のユーザーや整備事業者から挙がるなか、「脱落の9割以上がISO方式」の事実。国交省は、「ISO方式に変わったことが問題ではなく、ナットの管理ができていないことが問題」と回答。「調査・分析検討会」でも、ワッシャーと一体になったナット(ワッシャー付ナット)の可動部がさび付いていないかをユーザーや整備事業者に周知していく方針を明らかにした。左ホイールを右ねじで締め付けるISO方式車両の増加と事故の相関関係は誰の目にも明らか。それを「ナットの管理」の問題に据え置いておくことが果たして妥当なのでしょうか。

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